オムロン ウェルネスリンク(WellnesLink)対応の健康管理機器をオムロンコネクト(OMREON CONNECT)対応の最新機種に取り換えました。

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  • 活動量計 HJA-405T-G
  • 手首式血圧計 HEM-6232T
  • 体重体組成計 HBF-255T-W

オムロンコネクト対応機器の特徴

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ウェルネスリンクではスマートフォンがAndroidはNFC搭載機器、iPhoneはBluetooth搭載機器と対応する機器が別でしたが、オムロンコネクタではAndroidもiPhoneもBluetoothの同じ製品で対応できるようになりました。

NFCはマークを合わせて正確にタッチしないとデータの送信ができませんでしたが、Bluetoothなら離れていても送信ができて簡単になっています。

オムロンコネクトのグラフは扱うデータにより「日/週/月/年」でのグラフ表示が可能です。グラフの上限値と下限値を指定することもできます。年グラフでは月単位の表示となるため、長期間の変動が確認しやすいです。

ウェルネスリンクの「からだグラフ」と「わたしムーヴ」では日単位でスクロールする必要があってグラフの上限と下限は自動で変動してしまうので、長期間の変化をアプリで確認するのはほぼ無理でした。オムロンコネクタではこの改善だけでも、とても使いやすくなったと感じます。

ウェルネスリンクのアプリに不満があるなら取り換える価値が大きいですが、機器の機能などはほぼ同じ為、アプリに不満が無ければいまのところ取り換えるメリットはほぼありません。

オムロンコネクト対応機器の初期設定

スマホのアプリで管理する場合、機器の初期設定はアプリで通信可能状態にすることで完了できます。機器側で年齢などをチマチマ操作して登録する必要はありません。スマホのアプリで設定して登録することができます。

まずはスマートフォンのBluetoothを有効にします。

オムロンコネクトの設定は、アプリを起動して左上の三マークをタップすることで各種の設定を行うことができます。

「機器」の「機器の追加」で所有している機器を登録します。機器を選択して画面の指示に従って設定を進めます。最後に機器とBluetooth通信で接続して完了となります。

複数人に対応している機器では番号の設定を機器側と合わせるのを忘れずに。初期設定を終えたあとは、機器名の右側の設定ボタンで設定を変更することができます。

体重体組成計の場合は「機器の表示設定」があり、本体側で表示させたくない項目を隠すことができます。本体の操作で別の人に見られたくない項目をオフにしましょう。体重は隠すことができません。

「自動データ転送」を[ON]にすると、血圧計は機器での測定が終わるとスマホに自動で測定値が送信されます。活動量計の場合は測定終了がないので機器側のボタンを押して液晶を表示した後●ボタンを長押しすることで送信されます。

自動データ転送はスマホが省エネモードなどで通信を受け付けていない状態では機能しません。

確実なのは自動転送ではなく、測定前にアプリを起動して通信受付の状態にしてから測定を開始することです。測定までに時間が掛かりすぎると通信受付の状態が終了してしまうので、測定後に再度アプリで通信を開始すれば機器からデータを取得できます。

通信が行えない場合はほぼスマホ側の問題です。何らかの原因で通信が行えなくなった場合は、スマホを再起動してBluetoothを有効にすれば直ります。

測定後以外に個別にデータを送信したい場合、機器ごとに通信開始ボタンがあります。

活動量計 HJA-405T-Gの場合は、液晶を表示させてから●ボタンを長押しで通信開始となります。

手首式血圧計 HEM-6232Tの場合は、右裏側の電池カバーの近くに通信開始ボタンがあるのでそれを長押しします。

体重体組成計 HBF-255T-Wは側面のボタンが並んでいるところに通信開始のボタンがあります。

クラウドはスマホだけでなく、インターネット上のクラウドにデータを保存します。複数の端末や機種変更しても自分のデータを引き継ぐことができます。登録することお勧めします。

データ連係・サービスでは、オムロンコネクトのデータをウェルネスリンクの「わたしムーヴ」に送ることができます。これにより、ウェルネスリンクからオムロンコネクトに取り換えたときのデータを繋げて確認することができます。

「わたしムーヴ」は長期変化を確認しにくいグラフであるため、古いデータを確認するとき以外はオムロンコネクトのアプリの方が遙かに良いです。

機器ごとの特徴

活動量計 HJA-405T-G

活動量計 HJA-405T カロリスキャン|歩数計・活動量計|商品情報 | オムロン ヘルスケア

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写真は上がHJA-401F、下がHJA-405T

HJA-405THJA-401Fとほぼ同じです。電池カバーのロック方向が逆になっています。

電池はCR2032のボタン電池で変わらず、Bluetooth通信になったことで電池保ちは悪くなっています。

NFCのHJA-401Fでは電池交換が1年でしたが、BluetoothのHJA-405Tは電池交換が1~3ヶ月が目安です。こまめに通信を行うほど電池が早くなくなりますが、本体に保持できるデータは最大2週間分なので、送信を行わないと古いデータから消えていきます。

通信開始にしない限り電波はでていないので、病院や人混みの中で使っていても大丈夫です。

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オムロンコネクトアプリのタイル画面では、左上が設定ボタン、上から下に引っ張るとすべての通信開始、タイルの右上の通信ボタンを押すと対応する機器のみ通信開始となります。タイルは引っ張って位置を入れ替えることができます。確認しない項目は設定で表示を消すこともできます。

活動量計には計測終了がありません。電池がある限り常に測定が行われています。

写真は短いストラップに変更して使っています。通信機能無しの赤色からウェルネスリンク対応は黒色になり、オムロンコネクト対応は緑色を選びました。強い光が当たらなければダークな緑色で落ち着いた色合いです。

総消費カロリーや活動カロリーは食事のカロリー摂取の参考になります。カロリー制限は体重体組成計で骨格筋率を落とさないようにすることが必要です。骨格筋率が低下すると実際のカロリー消費が小さくなってしまい同じカロリーでも脂肪が付きやすくなります。筋肉は重いので、筋肉が減ると体重が大幅に低下しますが脂肪太りが起こりやすくなります。

HJA-405Tのデータ送信

スマホにデータを転送するときは液晶を表示させてから●ボタンを長押しすることで開始できます。本体メモリに保存されるのが最長2週間分なので、毎週転送するのが良いです。転送しないでいるとアプリのパネルの色が薄くなるので転送するタイミングの目安となります。

手首式血圧計 HEM-6232T

手首式血圧計 HEM-6233T|血圧計|商品情報 | オムロン ヘルスケア

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写真は左がHEM-6232T、右がHEM-6310F

HEM-6232Tは2018年9月発売の新製品です。HEM-6232THEM-6233Tは販売ルートが異なるだけで製品の中身は同じとなっています。

NFCのHEM-6310Fからは通信機能以外も変更が大きいですが、基本機能は同じです。

HEM-6310Fからの大きな違いは、液晶が変わったのと、電源ONから約1.5秒で測定開始と早くなり、測定後の空気が抜けるシューッという音がなくなりました。カフを剥がすときのパリパリ音以外は無音です。

液晶は測定位置のズレを判断するオレンジ色のランプが無くなり、液晶の棒線だけとなりました。

測定開始までが早くなっているので、電源ONしてから腕を移動させるのでは無く移動させてから電源をONにしましょう。

測定ボタンを押してから開始されるまでに青いランプが点灯するのが正しい位置を意味します。測定開始時には青いランプが消灯するので、それ以前に位置がずれてるときにも青色のランプが消えているので、液晶をよく見ていないと判断が分かりにくくなっています。旧機種では青いランプが点灯したあとに位置がずれるとオレンジ色のランプが点灯するので位置ずれが分かりやすかったです。

液晶は光の反射具合によっては見づらくなるので測定するときの確認には注意が必要です。

手首式の血圧計はお年寄りや手首付近を安定させにくい人には不向きです。正しい位置で動かずに測定できれば手首式でも正確な値になります。

新製品にはバックライト搭載モデルが発売されなかったのが残念です。値段が高くなるし需要が無かったのかな。

アプリのアップデートにより簡単血圧日記機能が追加されました。朝晩血圧の確認ができます。グラフ以外に血圧記録表で直接数値を確認できるほか、血圧手帳をPDFで出力することができます。医師に診せる場合などPDFを印刷すると便利です。

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HEM-6232Tのデータ送信

スマホにデータを転送するときは、スマホ側で転送を受け付ける状態になっていれば、測定終了後に自動で転送されます。測定せずに転送だけしたいときは裏側の電池付近の通信ボタンを押します。

体重体組成計 HBF-255T-W

体重体組成計 HBF-255T カラダスキャン|体重体組成計・体脂肪計|商品情報 | オムロン ヘルスケア

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写真は上がHBF-255T、下がHBF-252F

HBF-255Tは薄くて表面がガラスで測定が早くて表示が見やすい体重体組成計です。表面のNFCマークと側面のボタンが見た目上の違いとなっています。

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HBF-255TはNFCのHBF-252Fよりも側面のボタン数が増えています。HBF-252Fは「戻る-前回値」と「OFF」ボタンだけでしたが、HBF-255Tは「戻る」と「前回値」が別々のボタンになり、Bluetoothの「通信」ボタンが追加されています。

初めての測定では、測定後に表面の左(▲)と右(▼)のボタンをタッチして自分の番号を選択してから真ん中の決定(-)ボタンをタッチします。表面は押しボタンではなくガラスのタッチセンサーになっています。表面はアルコールのウェットティッシュで綺麗に拭き取ることができます。

アプリの機器表示設定で、体重以外の本体に表示する項目を隠すことができます。隠された項目はアプリで管理することができますが、本体の液晶には表示されなくなります。

アプリのホーム画面のパネルで消したい項目は、パネル表示設定で体重体組成計だけでなく登録したすべての機器の項目をOFF/ONすることができます。パネルを消すとグラフを表示させることができなくなります。

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HBF-228Tもオムロンコネクト対応ですが、HBF-255Tは液晶がバックライトで見やすく、50g単位で変化を確認でき、前回値メモリと赤ちゃんやペットの体重引き算機能があります。送信のために記録されるデータはどちらも1人あたり30回分となっています。

機能はHBF-227THBF-228Tが同じで、HBF-255THBF-256Tが同じとなっています。

HBF-255Tのデータ送信

2回目以降は自動で認識されますが、自分の番号であることを確認してから真ん中の決定ボタンをタッチすると自動で通信が始まります。番号が違う場合は合わせ直してから決定をタッチします。

測定せずに通信だけを行いたいときは側面の通信ボタンを押します。

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