IBS-TH1 MINIはスマホのアプリで温度と湿度を管理できる温度計(温度ロガー)です。

電波が強いわけでもないのに他のBluetooth機器よりも遠くで簡単に繋がる優れものです。その代わりペアリングも無く、同じアプリを使うと誰にでも見えてしまいます。庭の温室に置いて家の中で確認することができます。

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IBS-TH1 MINIについて

IBS-TH1 MINI」は小さな本体にセンサーが付いてて電池がCR20321つで動作します。置くだけでそこの温度を送信してくれます。温度と湿度の確認はスマホのアプリを開くことで表示します。

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IBS-TH1」は外部センサー付きで、土の中や水温を計ることができます。

IBS-TH1 PLUS」は外部センサーと液晶表示付で、スマホを使わなくてもその場で温度と湿度を確認することができます。

アプリは日本語の取説にAPP STOREとGoogle PlayのQRコードがあるので、そこからダウンロードに飛べます。

サンプリング(データの保持)は3万ポイントで、1分間隔なら約20日間分が本体のメモリに記録されます。

アプリの「Engbird」は日本語表示にも対応。温度は°Cと°Fに対応。サンプリング間隔の設定が可能。その温度計に名前とアイコンを付けて複数管理が可能。指定の範囲で温度と湿度をアラームで通知することが可能(通信状態じゃないと変動が判別できないのであまり使えない)。

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グラフは「日/週/月/年」で表示を切り替えることができるので1日の変化だけでなく長期的な変化も確認しやすいです。

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Engbird」を開いて温度を取得できない場合は、一度「図表(履歴データ)」を開いてから戻ると通信してくれます。通信トラブルはスマホの省エネ設定やBluetooth通信の機能に依存します。

IBS-TH1 MINI」は結構遠くでも通信できますが、車の中など金属で遮断されてしまうと電波が外に出なくなります。家の中でも途中に冷蔵庫などを挟んでしまう場合も電波が届かなくなります。

直射日光が当たる場所に置くと、気温では無く本体の温度になってしまうので、陰に置きます。

電池は温度が低くなると電圧が下がって容量が少なくなったように見えますが、温度が上がると回復します。

電池のCR2032はPanasonicが長持ちするのでおすすめ。安ければ日立maxellもいいです。安い電池は安いなりで保たないので注意。Panasonic製でも倉庫で長く放置されて自己放電が進んだものだと保たないです。あまりに安い場合は疑いましょう。

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IBS-TH1 MINI」にはCR2032が2個付属していました。

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トラブル:グラフが取得できなくなった

グラフが取得できなくなったのが直ったので手順を追記します。

症状はその時点の温度ど湿度は更新されるのに、履歴データのグラフが接続完了でも送信されずに止まってしまいました。

直した方法は、アプリのストレージ(スマホの設定から)で「データとキャッシュを削除」。それからアプリの端末の設定で「リセット」。これで直りました。

他のスマホでも履歴が取得できなかったので、端末のリセットだけでも直ったかも知れません。

スマホの設定でこのアプリのデータを削除するとアプリに送信されていた記録や設定が消去されます。この場合、端末のメモリに記録されてる分は消えません。

アプリの設定で端末のリセット行うと、アプリのデーや設定は消えませんが、端末のメモリが消去されます。リセット以外にも、サンプリング間隔を変更した場合もメモリは消去されます。

電池経過について

電池は付属の1個目で使用開始から16日経過。温度が低いと電池容量が10%以下、温度が上がると40%以下に回復します。サンプリング間隔が標準の1分で、毎日スマホにデータ送信してると30日保たないかも。

電池の容量は電圧で判断して、通常は機器が動作しなくなる下がった電圧を容量0とします。

電圧は温度が高いと高くなり、温度が下がると低くなります。氷点下の環境では寒すぎて新品でも電圧が低すぎて動作しない場合があります。

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