メネデール、HB-101、万田アミノアルファは植物の生長を促進させる効果は同じような働きがありますが、成分が異なるので使い分けた方が良いです。
メネデールについて
メネデールは液体の植物活力素です。100mlから20Lまでラインアップされており、Amazonでは500mlが1400円ぐらいで売られています(※Amazonの価格は細かく変動します)。100mlや200mlの製品だとAmazonよりも近所のホームセンターの方が安いことがあります。
メネデールの主成分は三価の鉄イオンよりも吸収されやすい二価鉄イオン(ヘム鉄)となっています。ヘム鉄は食品では動物性食品に多く含まれている栄養素です。
植物を育てる上では、通常は土壌の三価鉄イオンを二価鉄イオンに変えて根っこから吸収していきます。
二価鉄イオンに変えるために負担が大きかったり土壌の鉄分が不足していると育ちが悪くなってしまいます。そのような状態を改善するのがメネデールです。メネデールを与えることで負担無く成長に必要な鉄分を吸収することができます。
メネデールの使い方
50倍から200倍に水で薄めて使います。通常は100倍の希釈で使います。1リットルの水にキャップいっぱい(メネデール500mlボトルのキャップ)の10ミリリットルを混ぜることで100倍の希釈となります。
種を蒔くときに希釈した水に種を浸してから蒔くことで通常よりも芽が出やすくなります。挿し木の場合も切り口を浸しておくことで根っこが出やすくなります。
植え替えるときにポットなどを希釈した水に浸すことで植え替えたあとに根っこが広がりやすくなります。ポットから取り出した状態で浸すのでも良いですが、根っこを傷つけないように注意。
根がしっかり広がることで肥料の吸収が良くなり成長が早くなります。
メネデールの二価鉄イオンは光合成の働きに必要な成分で、根っこだけで無く葉っぱの働きが良くなります。
植物が疲れてる時には水やりにメネデールを加えるのが良いです。肥料ではないので肥料やけは起こしません。不要な鉄分は吸収されずに水やりや雨と一緒に土壌に流されます。
メネデールの種類
メネデールには通常のメネデールの他に、肥料に加えた「メネデール活力液肥原液」があります。NPKの肥料が含まれていて、花ものと果実ものに肥料として使うことができます。
「メネデール樹幹注入液」は弱った樹木の栄養剤として。
「メネデール水槽の活力素」は水槽の水草や水の中で育てる植物に使うことができます。
他に芝用の「メネデール芝https://amzn.to/2DhmRBN肥料原液」、バラ用の「メネデール バラ肥料原液」、野菜用の「メネデール やさい肥料 原液」など、メネデールを加えた液体肥料が各種あります。
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HB-101について
HB-101も液体タイプの使い方はメネデールとほぼ同じです。顆粒タイプもあり、顆粒は3ヶ月ゆっくりと効果が持続します。
HB-101の成分はメネデールとは大きく異なり、樹木エキスが中心となっています。樹木エキスには虫や病気に強くする働きがあります。アロマのティートゥリーや竹酢液を使っている人にはなんとなくわかりやすいかと思いますが、単体の成分ではないので科学的にこうだ!という物ではありません。
HB-101は杉/檜/松/オオバコのエキスで作られています。HB-101の顆粒はエキスがゆっくりと溶け出すように作られています。
虫を寄せ付けない精油成分が含まれているので、虫と病気予防が期待できます。ただ、あくまでも優しい樹木成分なので殺虫効果はありません。虫に苦労する植物にはHB-101だけでは不十分な対策となります。
成分としては、ナトリウム/カリウム/鉄/マグネシウム/ケイ素/窒素が含まれています。肥料の代わりにはなりませんが、メネデールのように根っこの成長を促進させて葉の光合成を高めます。
HB-101は日本で開発されて世界に売り込んでいるバイオ商品です。
HB-101の使い方
液体はメネデールと同じように使いますが、HB-101の希釈は1000倍から10万倍に薄めて使います。1000倍は1リットルの水に対して1ミリリットル(1cc)です。家庭菜園ではほんのちょっと垂らして混ぜるだけで良いということになります。
普段はたまに水やりに加えるだけで無く、霧吹きで葉に散布するのも良いです。光合成の促進と、虫除け効果が高まります。
顆粒の場合は植え替え時に植える場所の土に軽くひとつまみ加えます。粒は隙間の多いゼオライトという石なので溶けずに残ります。
顆粒は植えるときに使い、成長中に元気が無い場合は液体を使うのが良いです。
販売価格はメネデールよりも高いですが、希釈の桁が違うのでトータルでは安かったりします。
HB-101の種類
液体が100ccから20Lまで販売されています。顆粒は130g/300g/1kgがあります。
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万田アミノアルファについて
万田アミノアルファは万田酵素の肥料版です。ただし、肥料としては通常の肥料よりも薄いので通常の肥料にプラスして使います。
万田酵素は数十種類の植物を年月を掛けて発酵・熟成させて作られた酵素です。
家庭菜園で使うと他の成長促進剤と異なるのは、実付きが良くなる、実が大きくなることです。実ものの収穫に大きく貢献します。
万田アミノアルファの使い方
万田アミノアルファは液体の酵素で、1000倍に水で薄めて使います。
小さな植物であればジョーロで葉っぱごと優しく掛けます。
大きく育った植物ではジョーロで水やりの他に、霧吹きで葉っぱの表と裏に散布します。実がつき始めてこれから育つというときに散布するのが良いです。
植物によっては葉っぱばかり大きくなってしまうので注意が必要です。次々と実が付くイチゴに使うと大きく形の良いイチゴになってくれました。もちろんイチゴ用の肥料を使うことも必要です。
ブロッコリーに使うと葉っぱが異常に大きくなり、ブロッコリーの実は「?」でした。ブロッコリーの場合は実と言うより花のつぼみ部分で、真ん中を収穫しないと周りが伸びてこない性質もあって実の収穫にはあまり貢献しないようでした。
万田アミノアルファは葉っぱと実が大きくなりやすいので、根っこの成長や肥料とのバランスも考慮して使う必要があります。メネデールやHB-101よりも効果が見た目に分かりやすいです。
大きく成長するとそれだけ土壌の栄養もたくさん使うのでプランター栽培では肥料切れにも注意が必要です。特に通常のバランスの良い肥料では植物ごとに異なる微少の栄養素不足に注意が必要です。イチゴ用やトマト用など専用の肥料を使うのが一番良いです。
ゴーヤやキュウリは専用の肥料で無くてもほとんど気にする必要はなさそうです。日差しが多ければ光合成で成長できるので、肥料の与えすぎによる肥料焼けを起こさないようにやりすぎにも注意。
万田アミノアルファの種類
万田アミノアルファには通常タイプの他にストレートタイプとプラスがあります。
「万田アミノアルファ プラス」はマグネシウムを加えています。マグネシウム入りの肥料を使うなら通常タイプで良いです。
「植物用 万田酵素 ストレートタイプ」は水で希釈せずにそのまま葉に散布することができます。
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